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2015-12-01

師走


こんばんは、副住職です。
夜更かし中です。

あれこれしているとこんな時間になってしまいました。
日付は12/1、ついに12月にはいりました。
本年も残すところ31日ですね。

このブログを書いてるのはAM2:30くらいです。
あと30分もすると全国の臨済宗の修行道場では臘八大接心(ろうはつおおぜっしん)が始まります。
基本AM3:00に起床します。例外的にAM2:00起床で始まる修行道場もあるようです。

この接心は別名「命取りの接心」とも言われています。
お釈迦様が悟りを開く前に、山に籠り苦行をされていました。
苦行を終えて山を出てきたときに、空を見上げると明けの明星が輝いていました。
その明星を見て悟りを開かれた、と伝えられています。

この接心はお釈迦さまの苦行を自分たちもする、という接心です。
朝はAM3:00から始まり、夜はPM12:00まで。
でも横になって寝ることはしません。
坐禅を組んだまま仮眠をとります。
場所は坐禅をする禅堂で仮眠をとる道場もあれば、方丈の縁側で仮眠をとる道場もあります。

12/1から12/7までを1日と考えて過ごすわけです。
12/8に成道会の法要を営みます。この日がお釈迦様が悟りを開かれた日と伝えられています。
法要では「出山図(しゅっさんず)」というお釈迦様が山での苦行を終えて山から出てきた時の姿を描いた軸が掛けられます。

今でこそ、この接心で命を落とす修行僧はいませんが、
かつては命を落とす修行僧もいたようです。(といっても、相当な昔の話です)
なので、「命取りの接心」と呼ばれます。

私が修行に入った道場では、仮眠前の2時間の坐禅が特に辛かったのを覚えています。
寒さで膝の関節は痛みしか感じませんし、
眠気を取るために、警策(けいさく:坐禅をする時に背中に打ってもらう木の棒)をかなり強めに打ってもらいます。
強すぎて、1回の坐禅の時間(1炷:いっしゅ)の間に警策が何本も折れます。

これを書いている間にも、15分ほど経ちました。
あと15分もすると起床の合図の金が鳴り、臘八大接心が始まります。

本山でも一般向けの坐禅会「大衆禅堂」の臘八大接心が12/5・6とあります。
私は坐禅に来られる方の手伝いとして参加する予定です。
大衆禅堂の臘八大接心は、大衆禅堂に何回か来ている方に参加資格があります。
通常は土曜日のPM5:00受付、PM5:30~翌AM9:00頃解散という日程ですが、
この接心では通常よりも長く、内容も違った日程となっています。

今回は臘八大接心について少し触れてみました。
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